婚活、向いてなかったよなァ。という話

日常

こんにちは。

改めまして、NARAちゃんと申します。

今年38歳になります。

独身を謳歌している、一人で過ごすのが大好きな女性なのですがそんな私も婚活をしていたことがあります。

実際に去年(2024年)、結婚相談所に入会しました。

活動期間は3ヶ月足らず。みじかっ。

お分かりだとは思いますが「成婚」による退会ではありません。普通に退会。

一言で言えば、

婚活のシステムがことごとく自分に合わないし、やっぱり結婚したくない!

婚活している人や、結婚相談所でご結婚された方を否定したり貶したりする記事ではありません。

実際、私の姉は結婚相談所でとてもよい方と出会って、ずっと幸せそうに暮らしています。

姉家族を見ていると「結婚っていいなぁ」と思えます。

ただ、結婚相談所のお見合いシステムや慣習がことごとく私には合わなかったんです。

合わなかった点を並べると

・自分らしくない服装を着ないといけない
・昔ながらの古臭い文化がある
・週末が奪われる

挙げ出したらキリがないけど、主にはこんな感じかな…。

自分らしくない服装が嫌すぎた(写真あり)

結婚相談所に入会してからすることの一つに「お見合い時の服の購入」があります。

私はのクローゼットの中は9割がブラックの服です。

相談所でお見合い写真や実際のお見合いで身につける服で「黒はNG」と言われてしまいました。

「女性らしさ(おえッ)を出すような淡い色(おえッ)、たとえば白やピンク(おえッ)、行っても紺(おえッ)まで」と言われました。

いわゆる若い女性アナウンサーが着ていそうな服装。

白、ピンク、淡い色、紺色、ぜ〜〜〜〜〜〜んぶ私が大嫌いな色!

というかどれも全く似合わない。

この色の服を纏うと、なぜか顔が霞むんすよ。。。。

私の普段着も勝負服も「黒」と決まっているのだ。

でも、そんなふうに我を通していては婚活はうまいかないらしい。

婚活成功組の姉も「婚活に一番大事なのは相談所の人の言うことを聞くこと!」と何度も言われました。

仕方なく、ペラペラの白いブラウス(おえッ)と淡い色のスカート(おえッ)を購入しました。

写真スタジオへお見合い写真を撮りに行きましたが、嫌いな服を着ているので息苦しいし、なんだかとっても恥ずかしい。

何枚か撮ったので相談所の人とどれをお見合い写真にするか選びます。

候補は3枚。

①口を閉じて微笑する私(修正なし)
②歯を見せて笑う私(修正あり)
③目が少し大きくなっている私(修正あり)

どれも服装が変なので「う〜ん、どれも嫌!」でしたが、「まあどれか選べっていうなら①かな」と思い、相談所の人に伝えました。

結局、使われたのは②と③でした。

なんでやねん!!!!じゃあ最初からこっちの意見聞くな(笑)

②と③のパターンが、お見合いの間口を広げるにはよいとされている写真らしい。(けっ)

出来上がった写真がこちら。(顔は流石に出せない)

なんだこの服装とわざとらしいポーズは・・・

右の手元の本、何?

見てる本人が一番「イラッ」とする写真になってる(笑)

こんなふうに「自分ではない自分」状態で写真を撮られたり、システムに登録されたりするのが嫌だったなぁ。

そして、この服を着て電車に乗って街を歩くのが本当に苦痛だった。

誰も見てないし、普段の私を知っている人と出くわすことはないけど、どうしてもこの服は息苦しかった。

お見合いの時間以外は、黒コートで下の服が見えないように必死に隠してた。

コートがいらない季節になったらどうしよう、と本気で悩みました。(結局その頃には婚活やめてたけど)

お見合いの後、友達と会う約束があるときは着替えを持って行ってました(笑)

昔ながらの古臭い文化がある

このお見合い業界、とにかく古臭い慣習が残っていると感じました(私の個人的な感想だぞ。)

・女性は女性らしい服装で
・プロフィール文では「家庭的」で「優しい」雰囲気を演出(おえッ)
・男性女性を守る(賄う)習慣がある

などなど、挙げたらキリがないのですがざっとこんな感じ。

女性らしい服装はさきほども書いた通り。

プロフィール文、赤ペン入りまくり

プロフィール文にもエピソードがあります。

相談所に入会すると会員がアクセスできるマッチングアプリみたいなものに登録します。
(そこでお見合いしたい人を探す)

そこにプロフィール文を載せるのですが、服装同様、暗黙のルールがあります。

私もネットで参考になるPR文をいくつか見て、自分なり紹介文を考えてみました。

でも、どうしても「家事が得意」とか「おしとやかな性格」みたいな表現が自分と合わない。

だからあまりそういう面は全面的にアピールせずに、割と正直に紹介文を作りました。

で、「筋トレが好き」と書いたところ、相談所の人から「ストイックな印象を与えるので、婚活市場ではちょっと避けたほうがいいかも」と大変ありがたいアドバイスをいただきました(笑)

ストイック女は婚活市場では需要がないってことね、オッケー(笑)

あと、「スペイン語を勉強している」っていうところも消されました。

なんで?(笑)語学勉強するとか才女じゃん(笑)男は才女嫌い?(笑)

理由はよく覚えていないけど、これもまた「ストイック」とか「自分の世界持ってそう」とかそういう印象与えるからだったかな?

プロフィール文には「家事」や「読書」を好んでしていることなどを書くとよいらしいですよ。

ちなみに、私の姉は婚活時に実際はそんなことないのに、「料理が得意」ってプロフィールに書いてたらしいです。

婚活市場ではそういう「擬態」できる能力が大事なんだと思ってる。

結婚するのって大変なんやな。

男性が女性をケアする慣習

男尊女卑、ではないけどこの世界ではまだ「男性が女性を守るリードする」みたいな習慣が残っていると感じた。

いや、いいことなんだけど。

お見合い後のデートのルールとして、「基本的に食事代は男性が奢る」「男性がお店の予約をする」「初めての電話をするのは男性から」とか。

これ、現代を生きる男性には結構キツくないですか?

仮に女性の収入が男性よりも高い場合でも、適用されるんですよ(例外もあると思うけど)

「男女平等」とかめちゃ言われてるのに。

ランチの予約もめちゃ大変だと思います。

休日にランチの予約ができるお店って限られてるし、予約が埋まっていることもあると思うし。

それを全部男性に背負わせるのってどうなのって、私は思う。

もちろん、女性が率先して予約してもいいけど「なんとなく男性がやるもの」になってて、男性によってはプレッシャーでしんどいんじゃないかなと思ったり。

二人で「どこの店にする〜?」ってカジュアルにやりとりできる間柄でもないですしね。

女性側としては予約してもらって、食事代まで出してもらってありがたいのですが…。

なんとなくこういうルールだから、で進めているってのが、なんか違和感だったのだ。

うまく言語化できない!

そんなこんなで退会

結婚相談所に入会してお見合いやデートを何度かしましたが、これまでに書き連ねてきたことへの違和感がずっと残り、結局退会。

実際に交際に進んだ人とのトラブルがあったというのも大きい。(詳細省く)

改めて「わたし、結婚したいんか?」と原点に帰ったところ「したくないかも」という結論に至り、退会しました。

そもそも婚活を志したきっかけがあって、詳細は省くのですが、自分なりにかなりショッキングな事件が2件立て続けに起こったことにより「伴侶が欲しい」って思ったんです。

ですが、婚活を進めていくうちに時間が経ち、精神的にも落ち着いてきて本来の自分に帰ってきたという感じ。

婚活は本気で結婚したい人がやるべきだと実感しました。

私の姉は「絶対に結婚する!そのためには相談所の人のアドバイスは全部取り入れる!」という意気込みでやっていたそうです。

そのおかげか、入会から3ヶ月後には今の旦那さんと結婚していました(おめでとう)

彼女のように、明確なゴールや覚悟がある人は婚活システムはとても合理的だと思います。

合う・合わないは正直あるのかなと思う。

私は独身である自分の生活が大好きだし、手放したくないと今は思っています。

それに気づけたし、婚活をしていた時間は無駄ではなかったのかも。

婚活にかかったお金

私が結婚相談所入会時に支払った初期費用は、下記のとおりです。
相談所によって料金システムは異なります。

入会金 ¥20,000(初回のみ)
登録料 ¥30,000(初回のみ)
月会費  ¥11,000 (結果、3ヶ月分くらい支払ったはず)

入会金と登録料は初回のみ、月会費は毎月口座引き落としです。

また、お見合い準備費用は、下記のとおりです。

お見合い写真 ¥19,100
洋服代         ¥8,000(できるだけ安く済ませた)

あとは交通費諸々ってところですかね。

合計:11万ちょいくらい(3ヶ月間)

嫌々買った服装はメルカリで売り飛ばしました。
あんな服を手元に残しておきたくなかったので(笑)

めでたく成婚した場合は、退会時に成婚料 ¥198,000 を支払うことになります!

まとめ

結婚相談所って、本気で結婚したい人にとってはシステムが本当に合理的だなぁと思います。

たとえば、仮交際の段階で同時に複数人とお付き合いしてもOKだったりするのは面白い。

正直、結婚を考えている人にはすごく手っ取り早くて、素晴らしいサービスだと思います。

同時に、「本当に結婚したいのか?」とか、「今の生活に不満はないか?」みたいなことを自分に問いかけるのも大事だと思います。

無理せず、自分が心地よいと思える選択をしていけばいいんじゃないでしょうか。

「絶対結婚したい!」って気持ちが強い人も、「なんとなく結婚したほうがいいのかな?」と思ってる人も、時間とお金に余裕があるなら、婚活を一度試してみる価値はあるかもしれません。

意外と自分の中で気づかなかったことが見えてきたりして、新たな発見があるかも。

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